見開きとは？本のデザインで失敗しないポイント

本のデザインに見開きを使ったレイアウトを使うと、ページ構成にメリハリのある変化が生まれ、本の魅力が増します。
本を作るなら知っておきたい「見開き」について解説します。

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「見開き」とは、左右のページ合わせた2ページのこと

無線綴じ製本の見開き（ブックホンの印刷事例）

上の画像のように、本を開いて左右のページが見えている状態を「見開き」といいます。

マンガや雑誌、パンフレット、写真集などで見開きを使って、左右のページにまたがって大きな絵や写真がレイアウトされています。

見開きの効果

中綴じ製本の見開き（ブックホンの印刷事例）ノドまでフラットに開いて、写真を見開きでキレイに見せることができます

見開きは、左右のページ中央のノド（ページの綴じた側、綴じ目）をまたいだレイアウトになりますが、迫力のある表現が読者に強く印象付けます。

• 特に訴えたい、推したいポイント
• 代表的な商品、作品
• インパクトを与えたい表現
• 「ここぞ」という見せ場、ビジュアル

などの効果や印象をねらって、商品や作品をより魅力的にデザインできます。

また、見開きは、1ページの2倍の大きさ（A4の本なら見開きはA3）になることから、分かりやすく大きく見せたときにも役立ちます。

• 表やグラフ
• 地図
• 大人数の集合写真

1ページでは紙面が小さくて見えづらい、文字が細かくなってしまう時に見開きを使うとよいでしょう。

見開きのレイアウト、デザインで注意するポイント

見開きで写真やイラスト、文字をレイアウトしたり、デザインする際に気をつけてほしいポイントが2点あります。

綴じ方向に合わせて、左右のページにレイアウトする

• 右綴じの場合
  奇数ページが左、偶数ページが右
• 左綴じの場合
  奇数ページが右、偶数ページが左

表紙からページをめくっていって、見開きで左右の配置が反対になってしまわないように注意しましょう。

無線綴じはノドに注意してデザイン、配置する

無線綴じ製本の見開き。 適切なノドの調整で、実際にはテーブルはキレイな半円に見えます。（ブックホンの印刷事例）

無線綴じは、ノドの端までは見えづらい、綴じ部分にノドがもぐりこんでしまう製本になります。

無線綴じ製本での見開きは、左右のページにまたがって完全に合わせるのが難しい時は、重要な文字やパーツ、表情などノドに重ならないように、左右のどちらかにずらして配置すると見やすくなります。

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