並製本の表紙｜上製本との比較やメリット、デメリット

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並製本の表紙　見た目と特徴を上製本と比べる

並製本と上製本の表紙には、以下のような違いがあります。

• 並製本の表紙
  • 柔らかく、本文と同じようにしなる表紙用紙
  • 表紙と本文の大きさが同じになる製本
  • 文庫本やコミックス、教科書、カタログなど
• 上製本の表紙
  • 固く厚い表紙用紙。布や紙でくるむ
  • 表紙が本文より一回り大きい製本
  • 文芸書や文学全集、絵本、アルバムなど

並製本と上製本の表紙、印刷費は高い？安い？

固く厚い表紙の「上製本」には高級感と重厚感があり、柔らかく薄い表紙の「並製本」には親しみやすさと扱いやすさがあります。

並製本と上製本の表紙の違いは本の雰囲気だけでなく、印刷費にも関連しています。

上製本の厚い表紙は本文との接合や綴じ方に特殊な技術が使われており、かなり力を入れても表紙と本文をバラバラにできないくらい丈夫です。しかし、製本工程が多く、製本が完了するまでに時間がかかります。

一方の並製本は上製本に比べると、シンプルな綴じ方で工程も少なく、短時間での製本が可能です。

製本にかかる工数は金額に反映するため、上製本は製本費用は高くなります。その製本コストを含めて設定される本の価格も高くなります。

しかし、安価な料金で製本できる並製本は、本の価格をリーズナブルに抑えられます。

下記のような本には、並製本での綴じ方がおすすめです。

• 多くの人が買い求めやすい価格設定で本を制作する
• 扱いやすく軽い本
• 予算おさえた本の印刷製本

重厚感や頑丈な耐久性を重視する本を価格設定を高めにしても問題ない予算で制作するなら、上製本が良いでしょう。

並製本に「上質さ、丈夫さ」を追加できる装丁

安価に作れて扱いやすい並製本に、上製本が持つ高級感や上質さ、耐久性を加えたい本もあるでしょう。

もちろん、並製本にもかっちりした印象と耐久性はありますが、さらに高級感を出したり補強する方法があります。それが、見返しや遊び紙、スピンなどの装丁です。

見返し、遊び紙

表紙の裏に別の紙を張り付ける加工です。

本の装飾だけでなく、表紙を補強し、表紙から本文へと世界観やイメージをつなぐ効果もあります。

スピン加工

しおりになる紐（スピン）をつける加工です。

小説や手帳に実用性と装飾性が加わります。表紙や本文のデザインに合わせた色の紐でしおりを付ければ、より洗練された印象の本に。

スピン加工（しおり）

見返しや遊び紙は、本をめくったとき最初に目に止まる装丁です。

これがあることで、読者は自然と本の世界に入るイメージが生まれます。また、ページ数の多い厚みのある本には、しおりになるスピンがあると便利です。

他にも並製本の無線綴じには、表紙PP加工や扉、片袖折り、穴あけ加工などさまざまな装丁が可能です。

オプション加工を追加しても、それほど料金が変わらない装丁もあります。ぜひブックホンの見積もり&ご注文から印刷費を確認してみてください。

オプション加工について

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