上質紙の質感、厚み、印刷料金の目安、おすすめの使い方【冊子印刷の紙選び】

ネット印刷に注文する際、サイズや製本方法だけでなく「どの紙に印刷するか」を選んで指定します。

取り扱いのある用紙の一覧を見て「こんなに紙があるのか」「どう違うのだろう」と多くの方が迷われることでしょう。

そのなかでも選ばれることの多い紙が「上質紙」です。上質紙がどのような紙なのか、質感や厚み、冊子印刷を例に印刷料金の目安など、くわしくお伝えします。

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上質紙の質感、特徴

上質紙は、化学パルプ100％で作られた、白色度75％以上の白いサラッとした紙です。
コンビニのコピー機やノートなどが、身近に上質紙を目にする機会です。会社で書類に使われている紙も大半は上質紙です。他にも冊子やテキスト、書籍の本文用紙でも採用されています。

上質紙が日本で最も多く使われている、流通量の多い紙です。
真っ白でさらりとした、柔らかくコシのある質感は、多くの方に馴染みのある手触りでしょう。

上質紙は筆記性に優れている点も特徴の一つです。
ボールペンやシャープペンで書き込みがしやすく、教材やアンケート、申込用紙に適しています。

上質紙の厚み

紙の厚さは「K、Kg」と重さで表現します。
ブックホンで扱っている上質紙は70K、90K、110K、135Kの4種類あり、数字が大きくなるほど厚くなります。

※同じ数字でも、紙の種類が違うと厚さは異なります。（例　上質紙90K→0.10mm　コート紙90K→約0.08mm）

ブックホンの取り扱い用紙一覧（特徴、厚さ）

上質紙の用途、使い方

厚さで使い分ける

上質紙70Kが一般的に使用されている厚さで、冊子の本文用紙向きです。

上質紙90Kはページ数が少ない薄めの冊子に全体的な厚みを出す場合、厚みのある手触りで高級感を出す場合におすすめ。

上質紙110K、135Kは、主に冊子の表紙に用いられます。名刺や挨拶状に厚みのある上質紙が使われることもあります。

印刷する色で使い分ける

上質紙はモノクロ印刷が得意。
特に、文字の多い印刷物に適しています。白色度の高い紙面に黒系の印字が映え、視認性が良く、読みやすい印刷物に仕上がります。
写真やイラストをカラーできれいに印刷したい場合は、発色がよく再現性のあるコート紙やマットコート紙を選ぶと良いでしょう。

上質紙にカラー印刷すると、色味がやや沈んだ（くすんだ）印象になります。
精細な再現性を求めない印刷、パルプ系に紙に独特な色味を活かした印刷効果をねらったデザインなら、上質紙を選択肢に加えられるでしょう。

印刷物の用途

ビジネスシーンでは、上質紙が多く使われています。学校や学習塾など教育分野でも上質紙はメジャーな用紙です。
特にモノクロ印刷なら、上質紙を選べばまず間違いありません。

• 提案書
• 企画書
• プレゼン資料
• 契約書
• マニュアル
• 広報誌
• 教科書、テキストの本文用紙
• 論文
• 取扱説明書
• アンケート、申込用紙

上質紙が向かない印刷物

• ビジュアル重視のカラー印刷
• 重厚感・高級感のある冊子、書籍
• 色の表現、再現性が重要なデザイン
• 個性的な紙の質感、表面加工をデザインに取り入れたい印刷物

上質紙の印刷費用（冊子印刷の場合）

印刷費用は、紙の料金も関係します。
高価な紙を選ぶと印刷費が上がり、安価な紙を選ぶと印刷費用を安くおさえられます。

上質紙は数ある紙の中でも、とてもリーズナブルな紙です。
けれども安くは見えず、その名の通り「上質な紙」です。

印刷費用をできるだけ抑えたい印刷物、例えばブックホンの冊子印刷では、100部を超えるモノクロ冊子は、オフセット印刷で注文すると、印刷費を安くできます。
オフセット印刷はたくさん印刷するほど1部あたりの印刷料金が安くなる大部数向きの印刷方法です。

印刷料金の目安

では、上質紙を使った冊子印刷で、表紙をカラー印刷にしたノートをイメージした仕様で、印刷料金を見てみましょう。

• 無線綴じ
• B5サイズ
• 30ページ
• 150冊、300冊、600冊
• 表紙　コート135K／カラー印刷
• 本文　上質紙90K／モノクロ印刷
• PDF入稿（10％OFF！）
• オフセット印刷

上質紙は価格がリーズナブルで品質が良く、幅広い印刷物に対応できる使い勝手のよい用紙です。
冊子印刷の用紙選びの際は、ぜひ候補に入れてご検討ください。

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作例紹介では、ブックホンで印刷製本されたお客様の事例を多数ご紹介しております。
用紙、ページ数、製本方法などさまざまな仕様で作られた冊子、書籍をぜひ参考にしてみてください。

「予算におさまるよう仕様を決めたい」
「用途にあった紙や、印刷方法を教えてほしい」

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