本の見開きにイラストを載せるなら無線綴じと中綴じ、どっちがいい？

見開きには、読者に強い印象を与え、メリハリのある構成で飽きさせない効果があります。

見開きを有効活用したいと考えつつも「見やすくきれいにデザインするのはどうすればいいのだろう？」と悩んでいませんか。

この記事では、見開きでイラストがきれいに見える製本方法の選び方をお伝えします。

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無線綴じ、中綴じとは？

本には主に、中綴じと無線綴じの2種類で製本されています。

中綴じはカジュアルな、無線綴じはかっちりした印象に仕上がります。それぞれの特徴で使い分けるポイントを表にまとめました。

イラストが途切れず全体が見える見開きなら「中綴じ」

無線綴じのノド部分 ページの端まで開かない。 文字や人物の顔などが見切れないように余白を10mm以上とって配置する。

中綴じのノド部分 ページの端まで開く。 見開きのレイアウトが途切れずに見える。

中綴じはブックホンでは最大40ページまでと、少ないページ数の冊子向けの製本です。

無線綴じと比べてカジュアルな印象ですが、ページが180度開く中綴じは、見開きに掲載したイラストを途切れずに全体を見せることもできます。

一方、無線綴じは、ノド側を糊付けする製本のためページを180度開くことはできず、見開きでイラストをレイアウトするとページの内側が見えづらくなります。

中綴じの見開きデザイン。ノドまで開いてイラストが隠れずに見える。（ブックホンの印刷事例）

イラストの見開きの製本、中綴じと無線綴じで迷ったら？

• 見開きでイラストをきれいに自然に見せるなら中綴じ
• 本の外観や高級感を重視するなら無線綴じ

イラストを掲載する本のページ数が少なく、見開きのイラストを途切れず見せたいなら中綴じがおすすめです。

一方、カジュアルさより本格的な本に仕上げたい、本棚で保管する本なら、見開きの見やすさより、本の雰囲気や並べやすさをとって無線綴じを選ぶと良いでしょう。

【中綴じの見開き】イラストの配置は「真ん中のページ」がおすすめ

左右のつながりが途切れず見える、中綴じの中央ページの見開きデザイン（ブックホンの印刷事例）

中綴じの見開きは、本の中央ページ、真ん中となるページは1枚の紙の左右でページが印刷されます。

この中央のページを見開きでデザインすると、イラストが左右のページわたってフラットに見せることができます。ズレもなく、とても美しく仕上がり満足度の高い仕上がりになります。

例えば、本文8ページの中綴じの場合、真ん中の見開きは4ページ～5ページ目です。

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