【Illustratorのページ設定】サイズ変更、PDF保存、新規ドキュメントの設定方法を徹底解説
「Illustratorのページ設定がよくわからない」という声をよく耳にします。
この記事では、Illustratorで印刷用データを作るときにつまずきやすい、ページ設定の疑問を解決する方法を紹介します。新規ドキュメントの作成から、サイズの変更、余白や塗り足し、トンボの設定まで、入稿データづくりに必要な手順を順に確認していきましょう。
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新規ドキュメントを作成する
Illustratorでは、ページのことを「アートボード」と呼びます。
新しいデータを作るときは、まず新規ドキュメントを作成し、その中のアートボードにデザインしていきます。
- 「ファイル」から「新規」を選択
- 「印刷」タブを選び、プリセットからサイズを選ぶか、幅と高さを入力する
- 「アートボード」に必要なページ数を入力する
- 「裁ち落とし」に塗り足しの幅(天地左右3mm)を入力する
- 詳細設定で「カラーモード」が「CMYKカラー」になっているか確認する
- 「作成」をクリックすると、新しいアートボードができる
印刷用のデータは、最初の設定で仕上がりサイズ、裁ち落とし、カラーモードを正しく決めておくのがポイントです。
あとから変更することもできますが、デザインを作り込んだあとではレイアウトの調整に手間がかかります。
アートボード(ページ)のサイズを変更する
アートボードのサイズ変更には、アートボードツールを使います。アートボードツールは、画面左側に縦に並んだツールバーの中にあります。
アートボードツールを選ぶと、アートボードの四隅と各辺の中央に小さな四角(ハンドル)が表示されます。この四角をドラッグすると、サイズを自由に変更できます。
サイズを指定して変更する方法
印刷用の原稿なら、A4やB5などの規格サイズに正確に合わせたいところです。Illustratorでは、プリセットからサイズを指定できます。
- ツールバーから「アートボードツール」を選択し、サイズを変えたいアートボードをクリック
- 画面上部のコントロールパネル(またはプロパティパネル)の「プリセット」から、希望のサイズを選択
- アートボードが指定したサイズに変わる
「ウィンドウ」→「アートボード」でアートボードパネルを開き、アートボード名の横のアイコンをダブルクリックして表示される「アートボードオプション」からも、プリセットや数値でサイズを指定できます。
なお、冊子の原稿データを作る場合は、すべてのアートボードを同じサイズに揃えましょう。
Illustratorでの余白、塗り足し、トンボの設定方法
続いて、印刷データに欠かせない余白、塗り足し、トンボの設定方法を見ていきます。
| 項目 | 役割 | Illustratorでの設定場所 |
|---|---|---|
| 余白 | 文字や大事な要素が断裁で欠けないよう、内側に確保するスペース | ガイドで表示 |
| 塗り足し | 断裁のずれで紙の端に白い線が出ないよう、仕上がりの外側まで色や画像を広げる部分 | 「ファイル」→「ドキュメント設定」の「裁ち落とし」 |
| トンボ | 仕上がりの位置や断裁位置を示す印 | PDF保存時の「トンボと裁ち落とし」 |
ガイドを使って余白を表示する
余白の範囲は、ガイドを使って画面上に表示できます。ガイド線は作業中は見えますが、印刷はされないので安心してください。
- 長方形ツールで、アートボード全体を覆う長方形を作成する
- 作成した長方形を選択し、「オブジェクト」→「パス」→「パスのオフセット」を選択
- 「オフセット」にマイナスの値を入力すると、上下左右に均等な余白を取った長方形が内側に作られる
- 内側の長方形を選択して右クリックし、「ガイドを作成」を選択
これで、余白を示すガイドができました。元の長方形は不要なので削除しておきましょう。
断裁はわずかにずれることがあるため、文字や大事な要素は、このガイドより内側に配置するのが基本です。余白の幅は、入稿先の推奨値に合わせて設定してください。
塗り足しを設定する
塗り足しとは、色や画像を仕上がりサイズの外側まで広げておくことです。
紙の端まで色や写真を敷くデザインでは、断裁のずれで白い線が出ないよう、必ず塗り足しを付けます。
- 「ファイル」から「ドキュメント設定」を開く
- 「裁ち落とし」の数値を確認する
印刷用のプリセットで作成したドキュメントであれば、天地左右に3mmの裁ち落としが設定されていることが多く、その位置を示す赤いガイド線も表示されます。
3mm以外の数値になっている場合は、天地左右すべてを3mmに設定してください。
デザインするときは、紙の端まで広げる画像や色を、この赤いガイド線まではみ出すように配置しましょう。
トンボを設定する
トンボは、完成したデータをPDFとして保存するときに設定します。
- 「ファイル」→「別名で保存」(または「複製を保存」)で、ファイル形式に「Adobe PDF」を選んで保存する
- 「Adobe PDFを保存」のウィンドウ左側から「トンボと裁ち落とし」を選択
- 「トンボ」にチェックを入れる
同じ画面にある「裁ち落とし」の項目では、「ドキュメントの裁ち落とし設定を使用」にチェックを入れておきましょう。チェックがないと、せっかく作った塗り足しがPDFに含まれません。
※ブックホンの冊子印刷ではご入稿データのトンボは不要です。Canvaで作成したデータはダウンロード「トリムマークと塗り足し」にチェックを入れてください。
詳しくは原稿の作成・入稿についてをご覧ください。
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