本の背幅|計算方法と背表紙に必要な背幅(mm)
無線綴じの冊子の印刷データを作るときに必要になるのが「背幅」です。
「背幅とは何?」「どうやって計算すればいいの?」「背表紙に文字を入れるには何mm必要?」といった疑問に、計算例を交えてわかりやすくお答えします。
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背幅とは?

無線綴じ冊子(背幅:約11mm、お客様事例)
背幅とは、本の背表紙の幅のことです。
辞書や分厚い書籍のようにページ数の多い本は背幅が大きく、絵本のような薄い本は背幅が小さくなります。
背表紙には、本のタイトルや著者名を印刷することもできます。ただし、文字を読みやすく入れるには、ある程度の背幅が必要です。
無線綴じは、表1(表紙)、背、表4(裏表紙)がつながった1枚の表紙で本文をくるんで製本します。
そのため、表紙のデータは「仕上がりサイズの横幅×2+背幅」の幅で作る必要があります。
表紙から裏表紙まで1枚の絵柄でデザインする場合はもちろん、表1と表4を別々のデザインにする場合も、背幅がわからないと表紙のサイズが決まりません。
表紙を作り始める前に、背幅を計算しておきましょう。
本の背幅の計算方法
本の背幅は、次の情報をもとに計算します。
- ページ数
- 用紙の厚さ
背幅の計算式
(表紙の紙の厚さ×2)+(本文の紙の厚さ×本文のページ数÷2) = 背幅
計算例
表紙用紙の厚さ0.20mm、本文用紙の厚さ0.10mm、本文64ページの場合
(0.20×2)+(0.10×64÷2)=背幅3.6mm
背幅の自動計算ツール
とはいえ、自分で背幅を計算するのは手間がかかります。
計算を間違えると、表紙のデザインをやり直すことになったり、仕上がりの品質に影響したりします。
そこでおすすめなのが、印刷会社が用意している背幅の計算ツールを使う方法です。ブックホンでは、サイズ計算ツールで、用紙とページ数を選ぶだけで簡単に背幅を計算できます。

サイズ計算ツール(無線綴じ冊子、中綴じ中綴じ冊子の入稿データ作成に必要なサイズを自動計算します)
なお、背幅の計算が必要なのは無線綴じだけです。中綴じは背表紙がないため、背幅を考える必要はありません。
背表紙に文字を入れるために必要な背幅
背表紙にタイトルが印刷されていると、本棚に並べたときにも目当ての本を見つけやすくなります。けれど、背幅が小さすぎると、文字が背からはみ出したり、小さすぎて読めなかったりします。
背文字を入れる場合、ブックホンでは3mm以上の背幅をおすすめしています。
たとえば、本文に上質紙70K(厚さ約0.10mm)の用紙を使う場合、本文だけで背幅を3mm以上にするには60ページ以上が必要です。
「背文字を入れたいけれど、ページ数が少なくて3mmの厚みにならない」という場合は、厚みのある表紙用紙や本文用紙を選ぶと、少ないページ数でも背幅を確保できます。
ただし、本のサイズやページ数によっては、厚みのある用紙を使うと本全体が固くなり、めくりづらくなります。
本の仕上がりを考慮して用紙を検討しましょう。
| 本文用紙の種類 | 厚さ | 本文の厚みが約3mmになるページ数 |
|---|---|---|
| 上質紙90K | 約0.13mm | 46ページ |
| 書籍用紙90K | 約0.12mm | 50ページ |
| ホワイト書籍 | 約0.13mm | 46ページ |
| ラフクリーム書籍 | 約0.12mm | 50ページ |
上質紙90Kとホワイト書籍は白い紙、書籍用紙とラフクリーム書籍は淡いクリーム色の紙です。紙の詳しい特徴は、ブックホンの冊子印刷 対応用紙の種類と特徴で紹介しています。
背表紙に印刷する文字は「中央」に配置する
背文字は、背の中央に配置し、背の両端ぎりぎりまで文字を広げないのが基本です。
紙の厚みや製本の状態によって、仕上がりの背幅にはわずかな差が出ることがあるため、上下左右に余裕を持たせておくと安心です。

背幅の計算は自動計算ツールを使おう
背幅とは、本の背表紙の幅のことです。
背幅は紙の厚さとページ数から計算できますが、自分で計算するのは手間がかかり、間違いも起こりやすくなります。印刷会社の背幅計算ツールを使って正確な背幅を出し、表紙のデータ作りに進みましょう。
背幅が決まれば、表紙のサイズも確定します。
用紙やページ数を変えると背幅も変わるため、無線綴じ冊子の仕様を決めたらお見積もり&ご注文で料金とあわせて背幅も確認しておくとスムーズです。
作例紹介では、ブックホンで印刷製本されたお客様の事例を多数ご紹介しております。
用紙、ページ数、製本方法などさまざまな仕様で作られた冊子、書籍をぜひ参考にしてみてください。
「予算におさまるよう仕様を決めたい」
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