追悼集の作り方　誰が作る？何をのせたらいい？

前回記事：【追悼集の印刷製本】実際の印刷価格をおすすめの綴じ方と紙で調べてみました

昔と比べると葬儀の在り方も変わってきました。
大人数が集まる葬儀は減りつつあり、家族のみ、親族のみで家族葬を執り行うケースも増えています。

故人を偲ぶ方法はなにも大規模な葬儀だけではありません。故人への思い出を記した追悼集を作り、関係者に配布して想いや記憶を共有することもできます。

追悼集のかたち1　「家族、親族で作る」

親戚が全国各地に散らばっていて、葬儀で集まるのも難しいというご家庭も珍しくありません。
場合によっては何人かの親族は海外にいるケースもあるでしょう。

また、葬儀に行きたくても、介護や育児で家を長時間離れるのが難しいこともあります。あるいは、新型コロナウイルスのような感染症が流行ると「葬儀だからといって今は呼びにくい」「年齢や体調を考えると今は参列を見送りたい」という状況になります。

そんなときは葬儀は近い親族のみで執り行い、後日、故人を偲ぶ追悼集を作って、故人と親しかった人に配るのもひとつのアイデアではないでしょうか。遠くにいる人へも郵送で送ることができ、お互いに気遣いをせずに、追悼集を通して故人との思い出を振り返ってもらえます。

追悼集のかたち2　「近しい友人、関係者が作る追悼集」

故人が学校の先生や大きな会社の重役などを務めていた場合、生前につながりがあった人、深い付き合いをしていた人が多くなります。

このようなケースでは、故人を偲び、広く思い出を共有する追悼集を近しい関係者を中心に作られることがあります。また、関係者が作る追悼集は、遺族にとって「家では見ることができなかった故人の姿」を知るきっかけにもなります。

追悼集の目次、のせたいこと

追悼集に掲載する、主な内容は以下の通りです。

• 故人の写真
• 故人の略歴
• 故人の思い出（文集形式で複数名から記事を募る）
• 編集後記

追悼集の内容に特に決まりはないので,自由に付け加えて故人の個性を表現しましょう。

写真は写りがよく、故人らしさのよく表れているものを選び、撮影したおおよその日時と場所を記しましょう。（例：2015年　自宅の書斎にて）

故人の思い出を綴った原稿はできるだけ多くの人から集めたいものです。
とは言っても「〇文字以上」というように制約をつけると書きにくくなってしまう人もいます。多くの人に書いてもらうためにも、自由形式で、締め切りだけを決めて依頼すると良いでしょう。

原稿が集まったらネット印刷や印刷会社に注文して印刷、製本すれば、手間がかからず見た目もしっかりした美しい本として仕上がります。ネット印刷では1冊から、必要な冊数を指定して注文できるのも無駄がなく便利です。

「予算におさまるよう仕様を決めたい」
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