【説明書の印刷】使いやすい冊子サイズ、製本方法の選び方

生活用品、工業製品、ソフトやデバイスの操作マニュアルや取扱説明書といった説明書の多くが印刷会社やネット印刷に発注して作られています。
少部数から大部数まで、少ないページ数やホチキスやのりで綴じない冊子、背表紙のある分厚い説明書など、あらゆるタイプの説明書を印刷製本できます。

説明書はどのような印刷や製本で作ると使いやすいのでしょうか。
取扱説明書の冊子印刷について、使いやすくするポイント、綴じ方や印刷について、どこより詳しくお伝えします。

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説明書のサイズ　使っている場面をイメージして決めよう

お客様やスタッフが説明書を使っているところを想像すると、適したサイズが決めやすくなります。

子どもや高齢者が使う説明書

対象が子どもや高齢者なら、見やすいようにイラストや図解、文字サイズ大きくしたレイアウトが見やすく、わかりやすいですね。サイズも大きめのA4（210×297mm）やB5（182×257mm）などで作ったほうが使いやすいでしょう。

複雑な図解がある説明書

配線やスイッチなどが細かく記された図や写真、多くの要素が並ぶ操作画面のスクリーンショットを掲載する説明書も、大きく印刷されていれば、誤解やミスが起きにくいため、大きなサイズでの製本がおすすめです。

持ち歩く説明書

研修や工場、アウトドアなど持ち歩いて使用する説明書は、コンパクトなA6（105×148mm、文庫本サイズ）やB6（128×182mm）、持ち歩きやすいA5（148×210mm）で作ると便利です。

特殊なサイズで作る説明書

製品のパッケージや付属品の大きさ、掲載する内容に合わせて説明書のサイズを指定したいケースもあります。
そのような説明書の印刷製本を発注する際は、変形サイズの冊子印刷に対応しているネット印刷や印刷会社を選びましょう。

ブックホンならポケットに入るような小さなサイズの説明書を「カスタムサイズ」の冊子印刷で作ることができます。指定できる範囲は次の通りです。

• ヨコ　90 ～ 210mm
• タテ　120 ～ 297mm

【製本方法】数ページの説明書なら「中綴じ」

 数十ページまでのページ数の少ない説明書の製本は、中綴じがおすすめです。
「中綴じ」とは印刷した紙を重ねて中央をホチキスで留め、2つ折りにする製本です。週刊誌やパンフレットの多くが中綴じで製本されています。

説明書を見ながら作業をする場合、両手を離しても開いたページがそのままキープされる（勝手に閉じない）冊子だと便利です。
中綴じは、見開きが180度開き、開いたまま自立できるので、説明書を手元に置いて開いたまま作業ができます。また、軽量で持ち運びやすいのもメリットです。

中綴じで製本する冊子の入稿データは本文を4の倍数で作成します。
「7ページしかない」「ページ数が4の倍数に少し足りない」といったときは、レイアウトや構成をアレンジするか、最後に白いページやメモページを入れて調整すると良いでしょう。

ページ数が多い説明書は次に紹介する「無線綴じ」にするか、中綴じがなら上下巻、No.1、No.2・・・、または「インストール・操作編」「メンテナンス編」のようにテーマごとに分けると複数に分けると使いたい情報に早くアクセスできますね。

ブックホンでは4～40ページの中綴じ冊子の印刷製本に対応しています。

【製本方法】ページ数の多い説明書は「無線綴じ」

数十～100ページを超える多ページの説明書は、背表紙のある無線綴じで製本しましょう。教科書や文庫、一般書籍に広く採用されている製本方法で、ページ数が多くても問題なく製本できます。

しっかりとした本格的な仕上がりで、繰り返し使用する説明書の製本に向いています。

100ページを超える説明書であれば本文に薄い紙を選ぶと、めくりやすく、全体の厚みを減らして軽量化できます。

無線綴じ冊子の入稿データは、本文を偶数のページ数にして作成します。

インデックスで検索性をアップ！

ページ数が多い説明書は、辞書のように小口部分（ページの外側）まで塗り足しを作っておけば、冊子を閉じた状態がインデックスとなって、開く前に「ここが〇〇の説明ページだな」と分かり、使いやすく便利です。

ブックホンでは6～800ページの無線綴じ冊子の印刷製本に対応しています。

【印刷の色数】説明書はモノクロ印刷が基本

説明書は、主に従業員や利用ユーザーが操作方法や注意点を確認する冊子です。見栄えより使いやすさ、わかりやすさを重視してデザインや印刷仕様を決めていきましょう。

テキストや図表が多く、シンプルなレイアウトが多い説明書は、基本的にモノクロ印刷でじゅうぶん使いやすく、見やすい冊子に出来上がります。
モノクロ印刷はカラー印刷に比べて印刷料金も安く、特にオフセット印刷は大部数になるほどコストパフォーマンスが良くなります。細い線もきれいににじまず、精細で美しい印刷が特徴です。

カラーページが必要な説明書の印刷を安くするコツ

色のついたコードやスイッチが多く、色で表現しながら説明すると分かりやすい説明書はカラー印刷が適しています。

カラーの図解や写真はイメージしやすく、必要な情報が伝わりやすいですよね。オールカラーの印刷もできますが、カラー印刷はモノクロ印刷に比べて料金が高く、全ページをカラー印刷にしてしまうとコストが高くなってしまいます。

そこで、カラーページとモノクロページを指定できるネット印刷や印刷会社を使うと、印刷費をぐっと安くできます。
「カラーは一部のページだけ」「写真のページだけカラーにしたい」といった説明書に最適です。

ブックホンでもカラー・モノクロ混在印刷で指定したページをカラー印刷にする冊子印刷が注文できます。
フルカラー印刷よりも大幅に印刷費を削減できる、人気のサービスです。

冊子印刷を安くする方法｜一部がカラーページの場合の印刷費（カラー・モノクロ混在印刷）

ファイリングして保存する説明書には「穴あけ加工」

ファイリングして保存する説明書には穴あけ加工を追加した印刷製本がおすすめです。

あらかじめ説明書にパンチ穴をあけておけば、ファイリングしやすく、順番通りに整理できて一部を紛失する心配もありません。
ブックホンではオプションで穴あけ加工があり、5mmか6mmの穴を冊子に開けて製本します。ページ数の多い分厚い冊子でも穴あけできます。

冊子に穴あけ加工をつけた印刷価格、便利な使い方、データ作成方法を解説！

【入稿データの保存】改訂や増刷に備えて

説明書は、設備や商品の仕様変更で内容が改訂されたり、従業員やユーザーの増加に伴って増刷されることの多い冊子です。

そのため、印刷会社やネット印刷に入稿したデータは破棄せずに、保存しておきましょう。

改訂や増刷のタイミングで必要な部分を修正すれば、スムーズに重版や増刷の注文ができます。改訂した場合は、「改訂１（〇年〇月）」といように改訂版のデータに新たな名前を付けて元データと別にして保存しておくと、変更の履歴がわかりやく便利です。

小冊子印刷のお見積もり＆ご注文

● かんたん！印刷費がすぐわかる！
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サイズや部数を選ぶだけ！印刷料金をリアルタイム表示！
オンデマンド印刷、オフセット印刷を同時に比較できます。
お見積書のダウンロード（PDF)も可能です。

ブックホンでは、1冊から1冊単位で冊子印刷のご注文ができます。
足りなくなった部数だけ、従業員の数だけ、など必要な部数を発注でき、余分な在庫を持たない柔軟な印刷業務に役立ちます。

納期、出荷について
3営業日から10営業日まで4つの納期コースがあります。納期が長いほど、印刷製本価格がお安くなります。

「予算におさまるよう仕様を決めたい」
「用途にあった紙や、印刷方法を教えてほしい」

冊子印刷のご質問やお悩みを、何でもお気軽にご相談ください。
もっときれいに、もっとリーズナブルに。冊子印刷のプロがご提案、アドバイスいたします。

よくあるご質問：ご注文方法や印刷製本について

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