表1、表2、表3、表4の意味と表紙データの作り方

冊子の入稿データを作る上で、絶対に必要となるのが表紙。

ですが、初めて印刷を依頼するとき、多くの人が「表紙のデータの作り方が分からない」「どんなデータを用意すれば良いか分からない」と感じるのではないでしょうか。

印刷に関する表紙の用語（表１、表２、表３、表４）と、表紙データの作り方を分かりやすくお伝えします。

表１、表２、表３、表４の意味と台割帳の書き方

無線綴じでも中綴じでも、表紙は全部で4面あります。印刷用語で表１、表２、表３、表４と呼びます。

下の画像は、数学や英語の教科書のように、横組みで左に開く冊子（左綴じ）です。

こちらの図は、縦組みで右に開く冊子（右綴じ）です。

冊子のタイトルが書かれるのが表１（表紙）、冊子を閉じたときの裏側（裏表紙）になるのが表4。それぞれをめくった冊子の内側が表２と表３です。

表紙片面印刷の台割表

表紙を片面（表１と表4）だけ印刷し、表2と表3には何も印刷しない表紙片面印刷は、台割帳には以下のように記します。表紙片面印刷は無線綴じに多い構成です。

表紙両面印刷の台割表

表紙両面印刷は、表２と表３にも印刷をして、両面印刷の表紙となります。中綴じのパンフレットやZINE、PR小冊子などビジュアル要素の多い冊子に多く選ばれています。

タイトルが記載される表１をめくった裏側となる表２、表4の裏側の表3にもデータが入る表紙両面印刷は、以下のように台割帳を作成します。

中綴じの本文総ページ数は4の倍数となります。

内容によっては4の倍数に満たない場合は、表3の手前となる本文の最後のページに何も印刷せず、「白」としてページ数を合わせたりして調整します。

表紙データの作り方

表紙のデータは、表１、表２とバラバラに作成しても良いですし、表１と表４（おもて面）、表２と表３（うら面）を合わせて見開きになるように作成しても問題ありません。

以下は、左綴じの中綴じ冊子の表紙のデータを、見開きで表１と表４を作成した例です。

中綴じならこのまま入稿して良いのですが、無線綴じで背表紙も作りたい場合、背表紙分の厚さを考慮して見開きのデータを作成する必要があります。

背幅の計算方法や、背表紙付きのデータ作成方法は別途詳しく説明していますので、そちらをご確認ください。

背表紙を含めた表紙の作り方【無線綴じのデータ作成】

「予算におさまるよう仕様を決めたい」
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