ZINE(ジン)リトルプレスの印刷料金とおすすめの用紙、綴じ方
最近ではZINE(ジン)を集めたイベントや専門店があるほど、ZINEカルチャーは一般に浸透してきています。
今回は、そんなZINEの制作に必要な印刷・製本の知識をご紹介しましょう。手製本している方も少なくないZINE。しかし、オンデマンド印刷を利用すれば、もっと簡単に、クオリティの高いZINEの制作ができます。
ブックホンのフリーペーパー / ZINEの印刷製本オススメ仕様・価格例はこちら
目次
ZINE(ジン)とは?
ZINEとは、自主制作の出版物のことです。リトルプレスなどと呼ばれることもあります。
日本では“同人誌”と呼ばれることも多いです。フリーペーパーのように無料のものもあれば、有料のものもあります。
ZINEは、アーティストやクリエイターなどの一般人が、編集したいテーマを決め、それに沿って編集する“新しい雑誌”の種類です。どれもオリジナリティにあふれているのが、ZINEの魅力といえます。
最近人気のZINEのテーマを見ても、農家、縄文時代、おじいちゃん・おばあちゃん等、取り上げるテーマは非常に豊かで個性的です。
ZINEに最適な「紙、印刷の仕様」が知りたい!おすすめの紙は?
さて、個性的なテーマの多いZINEですが、どんな紙や仕様が最適なのでしょうか?
一つの例として、以下の仕様を参考にしてみてください。
おすすめの用紙
- 表紙:マットコート160K
- 本文:マットコート90K
ZINEにおすすめの用紙はマットコートです。
ツヤのある質感がよければ、 コート紙を選択してください。もちろん、紙質の細かいところはお好みです。
文字が多いのであれば、 本文に上質70Kや書籍72.5Kを使用してもいいでしょう。
堅牢さを出すため、表紙は本文よりも“厚い紙”で制作するのが一般的です。
おすすめの印刷・製本の仕様
- サイズ:B5、A4
- 綴じ方:無線綴じ、中綴じ
- 本文:表紙カラー、本文カラー・モノクロ混在
ZINEの綴じ方(製本方法)を選ぶポイント
無線綴じは高級感があって、丈夫なイメージがあります。
一方、中綴じはホチキスを使う分、簡易的な冊子に見られがちですが、薄く仕上がり、携帯するのに便利なメリットもあります。
ノド(綴じた部分)も見えやすいため、写真を見開きで印刷したい場合などには、 中綴じがおすすめです。
マットコート90Kの「K」とは?
紙の種類を選ぶ際、紙の商品名のあとに「○○90K」などと書かれていることがあります。
この Kとは「斤量(きんりょう)」のこと。この数字を見ることで、紙の厚さがわかります。
Kとは、「kg」のことです。
斤量について説明すると、例えば、「マットコート90K」の紙があったとします。これは、「マットコート紙1,000枚の重さが90kg」という意味です。「マットコート160K」の場合は、「マットコート紙1,000枚の重さが160kg」という意味になります。
1枚あたりの重さを計算すると、当然、160kgのほうが重いです。
つまり、「マットコート160K」は、重い=”厚みがある紙”であることがわかります。
Kの前につく数字は、大きければ大きいほど厚く、小さければ小さいほどペラペラと薄い紙だと覚えておきましょう。
カラー、モノクロ。仕様によって変わるZINEの印刷費
ZINEの制作費についても触れていきましょう。
デザインやデータ作成にリソースをかけながら、印刷製本はきれいに、印刷費はなるべく抑えたいもの。
一般的に、 発注部数が多ければ多いほど、1冊あたりの印刷費は安くなります。
また、納期が長いほど印刷費は安くなります。
ブックホンには2日,3日,5日,7日,10日と納期のコースがありますが、同じ仕様でも10日コースが最安値になります。
ZINEの印刷価格例 ①
B5サイズ、表紙はカラー、本文の一部をモノクロにしたZINEの仕様です。
ブックホンの本文のカラー・モノクロ混在印刷はカラー料金はカラーページだけなので、モノクロの文字中心のページはモノクロ指定で注文すると、フルカラーよりかなりコストを抑えられます。
サイズ : B5
製本方法 : 無線綴じ
用紙 : 表紙/ニューVマット160K 本文/マットコート90K
表紙印刷 : カラー両面
本文印刷 : カラー・モノクロ混在
印刷方法 : オンデマンド印刷
納期 : 超ゆったり10日コース
入稿データ : PDF(ブックホンはPDF入稿10%割引!)
この仕様なら、例えば10ページで100部の印刷費は 16,163 円(税込) 一冊あたり161.6円 (モノクロページ5、カラーページ5)です。(2019年12月)
ページ数、部数を変えて、印刷費をチェック!
上記と同じ仕様で、お好きなページ数、部数を選んでください。
本文印刷のカラー・モノクロの混在数の指定は「全ページモノクロ」が初期設定です。
ZINEの印刷価格例 ②
同じB5サイズで、針金で綴じるシンプルな製本方法がリーズナブルな「中綴じ製本」を選んだ、モノクロデザインのZINEの価格例です。
サイズ : B5
製本方法 : 中綴じ
用紙 : 表紙/ニューVマット160K、本文/上質70K
表紙印刷 : モノクロ片面
本文印刷 : モノクロ
印刷方法 : オンデマンド印刷
納期 : 超ゆったり10日コース
入稿データ : PDF(ブックホンはPDF入稿10%割引!)
この仕様なら、例えば12ページで100部の印刷費は9,706 円(税込) 一冊あたり97.1円 です。(2019年12月)
中綴じ製本の本文ページ数は4の倍数でデータ作成します。ブックホンでは4~40ページの中綴じ製本に対応しています。
ページ数、部数を変えて、印刷費をチェック!
上記と同じ仕様で、お好きなページ数、部数を選んでください。
およそ150部以上は、オフセット印刷の方が安くなります。ボタンを押したあと、オフセット印刷に変更すると、自動で印刷費も変更されます。
表紙を両面カラーにするか、本文にカラーとモノクロを混ぜるかどうかで、印刷費用に差が出ます。部数によっても1冊あたりの費用は変わるので、見積もりで価格と仕様を比較しながら、ご検討ください。
ZINE作りに役立つ!フォントの知識とおすすめ欧文フリーフォント4選
ZINE印刷製本ガイド 紙、サイズ、発色、装丁を選ぶポイント
【縦長、横長のZINE】製本方法や綴じ方向の種類、印刷価格の違いは?
「予算におさまるよう仕様を決めたい」
「用途にあった紙や、印刷方法を教えてほしい」
冊子印刷のご質問やお悩みを、何でもお気軽にご相談ください。
もっときれいに、もっとリーズナブルに。冊子印刷のプロがご提案、アドバイスいたします。
よくあるご質問:ご注文方法や印刷製本について
お問合わせフォーム:24時間受付中です。担当者よりご回答、ご連絡いたします。
お電話:06-6167-5310
営業時間:平日10時~18時
定休日:土曜・日曜・祝日
安心の冊子印刷製本
サポート
ブックホンができること
お得に冊子の見栄えアップ!
お役立ちツール
はじめての冊子印刷製本でも安心!
ブックホンの用途で探す小冊子
作りたい冊子の用途に合わせて、おすすめの仕様や価格例をご案内
- 表示切替:
- 全て
- 学校・教育現場向け
- 法人・各種団体向け
- 個人・サークル向け
手軽で活路も多いパンフレットなどの最適仕様をご案内します。小ロットでも低価格で印刷製本!
各種ノートや医療用手帳を自由なデザイン・書式で1冊から作成、イベントのノベルティーにも。